はじめに|ちゃんと働いているのに、なぜか苦しい・・・
家族を大切にしたい。
子どもとの時間を優先したい。
そう思うようになってから、
なぜか 仕事がしんどくなった と感じたことはありませんか?
サボっているわけでも、やる気がなくなったわけでもない。
むしろ、以前より「ちゃんとやろう」としているのに、
心が追いつかない感覚。
実はこれ、**かなり多くの親が抱えている“構造的な悩み”**です。
結論|原因は「甘え」ではなく、価値観のズレ
最初に結論から書きます。
家族を優先したい人ほど仕事に悩むのは、
「責任感が強いから」でも「弱くなったから」でもありません。
原因はシンプルで、
仕事の評価軸と、家庭での評価軸が真逆だから
です。
仕事と家庭は、評価のルールがまったく違う
仕事の世界
- 成果が数字や評価で見える
- 効率・スピード・競争が重視される
- 「代わりがいる」前提で回る
家庭・育児の世界
- 成果が見えにくい
- 時間と感情が必要
- 「代わりがいない」
この2つを同じエネルギー配分で両立しようとすると、必ず歪みが出ます。
なぜ「子どもが増えるほど」違和感が強くなるのか
3人育児になると、こんな変化が起きます。
- 子ども一人ひとりに必要な対応が違う
- 「まとめて対応」ができない
- 感情労働(気持ちのケア)が急増する
つまり、家庭は「効率化できない領域」になっていくんです。
それでも仕事側は、
- もっと効率よく
- もっと成果を
- もっと早く
を求めてくる。
ここで多くの親が、無意識にこう思います。
「自分はどっちも中途半端なんじゃないか」
根拠①|心理学的にも説明できる「役割葛藤」
これは心理学でいう
ロール・コンフリクト(役割葛藤)の状態です。
- 良い親でありたい
- 良い社員でありたい
どちらも大切だからこそ、
同時に満たせない状況がストレスになる。
これは「弱さ」ではなく、
価値観が成熟してきた証拠でもあります。
根拠②|実際に「価値観の変化」は起きやすい
子育てを経験すると、
- 時間の有限さ
- 人生の優先順位
- 「何のために働くか」
を強く意識するようになります。
これは多くの調査やキャリア論でも言われていることで、
子育て期は価値観の再編成が起こりやすい時期です。
つまり、
仕事に違和感を覚える=失敗
ではなく
価値観がアップデートされている途中
という見方もできます。
「仕事が嫌いになった」のではない
ここが一番大事なポイントです。
多くの場合、
- 仕事そのものが嫌になったのではなく
- 今の働き方が合わなくなった
だけ。
環境・時間・裁量が変われば、
また前向きに向き合える人は本当に多いです。
じゃあ、どう考えればいい?
答えはシンプルです。
- 今は「選択の途中」だと認める
- 正解を急がない
- 違和感を否定しない
この違和感は、
家族を大切にしたいと本気で思っている証拠でもあります。
おわりに|この悩みは、ちゃんとした悩みです
もし今、
- 仕事に集中できない自分を責めている
- 周りと比べて苦しくなっている
- このままでいいのか悩んでいる
そんな気持ちがあるなら、
それは「ダメになった」のではありません。
人生の軸が、少しずつ動いているだけです。














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